◆あなたの”自分メガネ”、点検◆

他人が あなたをどう見るかは重要ではない。

あなたが自分自身をどう見るかが全てなのだ。

 

【解説】 この絵、いいでしょう? え? ニャンコがいるから? そんなちっちゃなことじゃありません(それもあるけど!)。そのニャンコが鏡で自分を見ると、なんと、猫族の王、ライオンに見えるからです。この絵が、今日の言葉の全てを表しています。

 英語で、「Self esteemセルフ・エスティーム」という言葉があります。「自尊心」「自負心」と訳され、良くも悪くも使われますが、私はいい意味で用います。すなわち、決してうぬぼれや自己の過大評価などでなく、あるがままの自分をいとおしみ、愛し、貴び、自分に与えられた課題を、全身全霊をもって果たしていこうとする積極的、肯定的な生き方としてのセルフ・エスティームです。

 この反対は「自己卑下」ですね。自分の欠点、性格の悪さ、能力のなさなどに悲観絶望し、そんな自分が嫌いで、愛することができず、「どうせ私なんか何をしたって…」と全てが消極的、否定的な生き方のことです。そんな生き方から脱却して、セルフ・エスティームを高める道は、実はまず“他者の目”で自分を見ることです。いえ、人間ではありません。あなたを創られた神様の目で、ご自分を見ることが前提なのです。あなたの欠点も、弱さも、そのままで、丸ごと受け入れ、愛してくださり、「あなたは、私の目には高価で貴い」と言ってくださるお方の目で自分自身を見るときに、そこから本当に新しい人生が始まります。私はもう半世紀以上も前に、この“自分を見る目”のパラダイムシフト(劇的変換)をさせていただきました。人間の目を気にする生き方は、その時から無用のものになりました。そして今日も、一度限りの人生を、セルフ・エスティームを最大限に高めながら、備えらえた道を歩んでいます。

 この生き方は、一人の例外もなく、神様から約束されているのです。あなたが、”神様目線”で自分を見つめながら、精一杯に生きようとする限り――。

 

(イザヤ 43:4) 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」