◆祈りに勝る親切なし◆

◆祈りの家◆

―祈りに勝る親切なし―

 

私のために祈ってくださるほど、より頼りになる親切のできる人は、この世にいません。

~チャールズ・スポルジョン~

 

【訳者ひとこと】 これはスポルジョンだけではありません。訳者の私にとってもそうです。かのパウロでさえ、「私のために祈ってほしい」と、聖書の中で7回も懇願しているのですから。エネルギッシュの化身のようだった彼も、同労者の祈りなしには、何ほどのこともできなかったのです。「小さな親切 大きなお世話」ということわざを耳にするたび、私は“人の親切を何で素直に受け入れられないのか”と、日本人のあまりの遠慮深さと、気位の高さと、許容力のなさを嘆く者ですが、こと祈りに関しては、「小さな祈り 大きな親切」と声を大にして言いたいですね。

 

①「兄弟たち。私たちの主イエス・キリストによって、また、御霊の愛によって切にお願いします。私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。」(ロマ 15:30)

②「また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように私のためにも祈ってください。」(エペソ 6:19)

③「私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。」(エペソ 6:20)

④「同時に、私たちのためにも、神がみことばのために門を開いてくださって、私たちがキリストの奥義を語れるように、祈ってください」(コロサイ4: 3)

⑤「私がこの奥義を当然語るべき語り方で、はっきり語れるように祈ってください。」(コロサイ4: 4)

⑥「兄弟たち。私たちのためにも祈ってください。」(Ⅰテサロニケ 5:25)

⑦「終わりに、兄弟たちよ。私たちのために祈ってください。主のみことばが、あなたがたのところでと同じように早く広まり、またあがめられますように。」(Ⅱテサロニケ 3: 1)

 

“No man can do me a truer kindness in this world than to pray for me.”

—Charles Spurgeon