◆賛美で天を汚すなかれ◆

心のこもらない賛美は、天への侮辱である。

 

【解説】いつもながら、歯に衣(きぬ)を着せぬスポルジョンの鋭い言葉です。“天”はみ使いたちと神にあがなわれた人々の賛美に満ちあふれたところです(ヨハネの黙示録4:8-11、5:11-14他)。そこにおいてみ座に着いておられ、賛美を受けられるお方はイエス・キリスト。そしてその地上のみ体である教会においてささげられる賛美は、ストレートに天に届いているのです。教会の特質は、賛美において端的に表れると言います。けだるい、力のない、“心ここにあらず”のような賛美しかささげられない教会で、魂が次々に救われるということはまずありません。反対に、説教は多少つたなくとも、福音がまっすぐに語られ、心の底から喜びにあふれてくるような、力強い賛美がささげられる教会では、救われる方が不思議なほど次々に起こります。その人々は、賛美を通して、その対象であるお方の“命”に触れるからです。もうだいぶ前に、今は故郷に帰られたある姉妹から、「小川さんの賛美を聞いていると、神様を感じます」と言われたことがあります。今までに聞いた、何よりもうれしい言葉でした。
あなたの賛美はいかがですか? ゆめゆめ、心ならずも天の主のみ名を辱めることのないよう、「主よ、賛美の霊を与えてください」と日々祈る者でありたいですね。

 

(コロサイ 3:16) 「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」

 

Heartless hymns are insults to heaven.