◆友を選ばば その⑤ 時間があれば話すんですか?◆

ある人は、時間が空いたときに、あなたと話します。
でもある人は、あなたと話すために、時間を空けるのです。

 

【解説】 たった2行で、簡単に書かれた言葉ですが、これは実は、よき友を選ぶためのとても大事なスタンダード(基準)になるのです。なぜならこれは、その人にとって、あなたがどれほど大切な人なのかを示す、端的なバロメーターになるからです。言うまでもなく、人は仕事の量が増えたり、責任が重くなるほど、人と会うことはもちろん、電話やメールをすることも、時間が取れずに難しくなります。それをあえて時間をつくるには、大きな犠牲を伴う場合もあります。でも、本当に人を愛し、大切に思っている人は、決してやるべきことの優先順位を間違えません。その人は、“今、他の何を差し置いても、この人と話さねば“という、天からの霊感にも似た強固な意志を持ち、しかもそれを一切誇りもしなければ、犠牲だなどとも思いません。(Ⅰコリント 13:13) 「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」――あなたと話すことも、このみ言葉(キリスト者にとっての神様からの至上命令!)の実践のひとつなのだということを、よく知っているからです。このバロメーターは、友だけではありません。あなたの大切な伴侶を決めるときも、よき牧師を選ぶときも、極めて単純明快な指針になることと思います。
で、最後に大切な質問です。“あなた”が話す側なら、このどちらですか?