◆言えてる言葉:最大のコミュニケーションネック◆

コミュニケーションにおける最大の問題は、
私たちが、“理解するために”聴いてはいないということです。
私たちは、“答える”ために聴いているのです。

 

【解説】 あ、今、耳がちょっと痛かったですか? 先日、「聴くミニストリーこそ」という記事を取り上げましたが、今日の記事は、「聴き方」にも二つあり、その後者のほうが大きな問題なのだということを、ピリリと指摘していますね。理解しようとして聴いているとき、私たちの心は“相手モード”です。でも答えるために聞くとき、それは完璧に“自分モード”。下手をすると、自分の意見を主張し、通すために、相手の言葉を聞いているのではなく、利用しようとしている自分がいます。ある人が、日本はもはや高齢化社会ではなく、高齢社会になっていると言っていましたが、現代の目まぐるしいテンポから取り残されて、聴いてもらえない高齢者の方々が、加速度的に増えている今、“自分モード”スイッチはしっかり切り、とことん“相手モード”で、ひたすら”理解する”ために聴いてあげることが、ますます大切になってきています。まずあなたの身近にいるあの方から、“傾聴”を実践してみましょう。そしてあなたが、時に疲れ、弱さを覚え、あるいは分かってもらえないつらさを味わったときは、神様に話すのです。どんなささいなことでも、神様は、時と場所を選ばず、いつでも“あなたを理解するために”聴いてくださるのですから――。

 

Today’s Quote:
The biggest communication problem is we don’t listen to understand. We listen to reply.