◆友: 最後まで共なる人◆

誰もいなくなった時に、
あなたと共にいてくれた人のことを、
決して忘れないでください。

 

【解説】 親友、まことの友、腹心の友を言い表すのに、これは心にしみる定義の一つですね。タイトルのように、“最後まで共にいるから友なんだ”なんて、半分ダジャレのようにも言えるかもしれません。こんな友が一人でもいたら、それは生涯の宝物ですし、私もあの良きサマリヤ人のように、誰かにとって本当にそのような友になれたら、いえ、ならねばとも思わされました。
でも私は、あえてこのあとに付け加えたいと思います。
「でも、あなたと共にいられなかった人のことを、
決して覚えていてはいけません。」と――。
その人にも事情があったのです。後ろ髪を引かれる思いで、心で「ごめんなさい!」と泣きながら、去っていった人もいるかもしれません。だから、残ってくれた友がいたことを、その人と神様に心から感謝して、大切にすると共に、残れなかった人のことは、決して根に持ったりせず、神様に委ね、赦し、その人のために祈ってあげることです。

 

Never forget who was there for you when no one else was.