◆あなたの”自尊心”をチェックしよう◆

あなた自身を十分に敬いなさい。それがなされているとき、あなたは、もはや自分にとって益とならないもの、自分を成長させることのないもの、あるいは自分を幸せにできないものからは、速やかに歩み去っているでしょう。

 

【解説】 今日のレッスンは、本当の自尊心とはどういうものか、それをチェックする方法はあるのかについて考えることです。
真の“自尊心”(セルフ・リスペクト)は、鼻持ちならない“自誇心”(じこしん・造語です!)(セルフ・プラウド)とは似て非なるものです。そこには、己をこれ見よがしに、あるいはひそかに誇る肉の思いはいささかもありません。真の自尊心とは、神様によって創られた、世界でただ一人の自分を、ありのままで受け入れ、限りなく貴(たっと)び、いとおしむ心です。そして、己のうちになおも居座る罪を悲しみ、自分をより神様に喜ばれるものにするために、それを妨げる可能性のある要素(場所も物も人も)から、迷うことなく歩み去って近づかない、固い意志力と行動力を伴います。それがまことの“自尊心”、自分のためではなく、独り子をさえお与えくださるほどに自分を愛してくださった神様のゆえに、自分を大切にする心なのです。
したがって、あなたが健康な自尊心を持っているかどうかを計る尺度は、その涵養を妨げる“不要物”をいかに十分に切り捨てているか、ということになります。その意味で、この英語原文を以下の直訳で味わうのも意味があるでしょう。「もはや自分にとって益とならないもの、自分を成長させることのないもの、あるいは自分を幸せにできないものから歩み去るほど十分に、自分自身を敬いなさい」。

 

Respect yourself enough to walk away from anything that no longer serves you, grows you, or makes you happy.