◆業は信仰を証しする◆

 

”業”は、人を神の前に義とする(正当化する)ことはないが、人々の前に、その信仰告白を正当化するのである。

 

【解説】私たちの、業によらない信仰による義と、善き業をもたらす正しい信仰という命題は、下記のみ言葉が明快に説いているように、いわば信仰と業の関係を示す聖書の真理の、車の両輪であり、コインの裏表です。スポルジョンは、それをこのようにまとめました。

(エペソ 2:8,9) 「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。」
(ヤコブ 2:17,20,26) 「信仰も、もし行いがなかったなら、それだけでは、死んだものです。…ああ愚かな人よ。あなたは行いのない信仰がむなしいことを知りたいと思いますか。…行いのない信仰は、死んでいるのです。」

Although works do not justify a man before God, they do justify a man's profession before his fellows.