◆つまずいても起きられますよ◆

 

不幸なる信仰の退行者よ、主のもとに帰りなさい。主はあなたをあわれんでくださる。彼はあなたの罪を全て消し去ってくださるが、その徹底さたるや、あなたに対し、その罪をもはや永遠に思い出すことはないほどなのだ。

 

 

 

【解説】 いわゆる”信仰の破船”に遭った人は、聖書の中に何人も出てきます。ヒメナオやアレキサンデル(Ⅰテモテ11920)がそうでしたし、主を3度もいなんだペテロも、ある意味そうでした。そして現代、残念ながら教会の中にも、そんな人がいます。ある場合には、自分がつまずくだけではなく、教会の他の人々をも巻き込んで、大きな傷跡を残す人も。そんな人に対する私たちの態度はどうでしょうか? 仮に悔い改めて信仰生活に復帰したとしても、私たちは心の中でこう思ってしまいます。「赦します。でも忘れません。」 イエス様は違うのです。全能の神様は、私たちの一挙手一投足を覚えておられ、しかも永遠に忘れることはありません。そのイエス様が、ご自身の前に悔い改めた罪人の罪を、“思い出すことは永遠にしない”と約束なさいました。ご自身の全能のみ力を、制限なさったのです。そこに、私たちは、神様のあわれみの途方もない深さを見ます。このあわれみのゆえに、今、私たちは、生きることを許されているのです。さあ、あなたも帰りましょう、このお方のもとに――。

 

 

 

(哀 3:22 「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」

 

(ホセア 6:1 「さあ、主に立ち返ろう。主は私たちを引き裂いたが、また、いやし、私たちを打ったが、また、包んでくださるからだ。」

 

 

 

Poor backslider, return unto the Lord, and he will have mercy upon thee; he will blot out all thy sins; and so blot them out that he will not remember them against thee any more for ever.