◆”悪”に選択肢ナシ◆

 

二つの悪の選択肢があるとしたら、どちらも選んではならない。

 

 

 

【解説】 これは、このスポルジョン語録の最短版ですが、ピリリとした“箴言”ですね。

 

“善”の場合は、“善”なる神様の勧めに従い、私たちは絶えず上を目指します。GoodよりBetterを、BetterよりBestを。でも“悪”の場合は、同じようにBadWorseワースWorstワーストと下を目指すことはできません。そもそも、その選択肢に立ち会ってはならないのです。「日曜に、好きな○○のライブと、ゴルフコンペが重なっちゃった。どっちにしようか。」などと、選択の場に自分を置いたら、サタンはしめたものです。アダムとエヴァの堕罪以来、サタンは誘惑のプロですから、“悪”の要素は巧みにカムフラージュして、おいしい要素だけを並べ、時には「これだって神の役に立つんだよ」と信仰の良心にさえ“悪麻(悪魔)酔”をかけて、「さあ、どっちにする?」とあなたの心のうちにささやいてきます。こんなときは、もう端(はな)から「私、選びません。失敗するので。」と言い放って、その場を逃げることです(このセリフに、にやりとした方は、ドラマ通です)。そのあとには、サタンに打ち勝った喜びと、神様に従った者のみが味わう大いなる祝福が待っているのですから――。

 

 

 

(Ⅰテサロニケ 5:21,22 「しかし、すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪でも避けなさい。」