◆言葉は”心の絵”◆

 

あなたの語る言葉は、あなたの心をありのままに描いた“絵”であるようになさい。

 

~ジョン・ウェスリー~

 

 

 

【解説】 “嘘も方便”、“外面と本音”、“長いものには巻かれろ”を、波風立てずに人間関係をこなしていく基本的技術としている日本人には、クリスチャンと言えども、守るのが最も難しい勧めの一つかもしれませんね。でも、この生き方こそが、人に信頼され、神のみ名があがめられる真実の生き方なのですから、私たちは、そのように努力しなければなりません。でも正しいことは、それだけで人間関係をよくするとは限りません。まず自分自身に対しては、(エレミヤ 17:9 「人の心は何よりも陰険で、それは直らない。」のですから、その絵をそのまま持ち出してはたちまち争いのもとになってしまうでしょう。肝心の”心”を、聖霊のみ力で、いつも清く、平安に保っておかなければなりません。また他者に対しては、真実な言葉を語ると共に、(エペソ 4:29 「悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。」 そして、(コロサイ3:14)「これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。」

 

そうです、あなたの“心の絵”には、どんなことを描いても、最後に“愛”のひと筆のタッチを加えることを忘れてはならないのです。

 

 

 

Let your words be the genuine picture of your heart.

 

-John Wesley-