◆道草も、きれいですよ◆

 

あなたが向かう途中の道にあっても、どのように楽しむかを学びなさい。

 

 

 

~ジョイス・メイヤー~

 

 

 

【解説】 人生の目的地(目標)をしっかり定めて、それに向かって歩むことは大切なことですが、“わき目もふらずに”ひたすら歩くのは考えものです。これは勤勉でまじめな性格の人に、その傾向が強いかもしれません(私も間違いなくその一人です!)。時には生き急いで駆け出したりして…。何が問題かと言うと、道の途中の様々な風物が目に入らないことです。一期一会の行きかう人と、“すれ違い”専門になることです。小さな例を一つ取ってみても、これでは道端に咲く名もない小さな花がどんなにきれいで、心を和ませてくれるかを知らずじまいになってしまいます。一度限りの人生、これはあまりにもったいないことです。目的地を見失わないことは極めて大切なこと。でもそれと同じくらいに大切なことは、そのプロセスである”途中の道”に、十分に目をやって、その時その時に逃してはならないものを正しく選択し(これが大事。道草は全部“食える”とは限りません)、それを喜び、楽しみ、時には悲しむことです。途中を十分に生きた人だけが、地上の命の終わりに、”いい人生でした”と感謝しながら、天のみ国に凱旋できるのです。神様の待つ究極の目的地に――。

 

 

 

Learn how to enjoy where you are on the way to where you’re going.”

 

—Joyce Meyer