◆脅すつもりはないのですが…◆

 

罪ある人よ、主がお示しになるところでは、あなたは地獄の開口部に置かれた一枚の板の上に立っており、その板は腐ってボロボロになっている。あなたは地獄の穴の上に、一本のロープによって支えられているのだが、そのより糸はほころびているのだ。

 

【解説】 う~ん、リアルすぎ…でしょうか。けれども、聖書は、生きている間に主イエス・キリストを信じなかった者に待っている地獄(ゲヘナ)があることを、はっきりと記し(ヨハネの黙示録20:101521:8)、イエス様も話されています(マルコ9:48他)。スポルジョンは、最後までイエス様に逆らい、救いを拒む人々に、「“聖書メガネ”で自分を見るなら、あなたは今、これこの通り、“地獄の崖っぷち”にいるのですぞ」と警告しているのです。私たちもかつて、このような状態の中から、あわれみによって救い出された者です。そして愛する人がどこまでも滅びの道を進んでいこうとするときには、ことさらに恐怖心をあおることは必要ありませんが、その先に待っている運命を、淡々と示してあげることも必要かもしれません。決して“脅し”心からではなく、一人も滅びるのを望まれないイエス様の“愛”のゆえに。「あなたが永遠に滅びの中に入れられるなんて、私は嫌です!」との思いを込めて――。

 

As the Lord liveth, sinner, thou standest on a single plank over the mouth of hell and that plank is rotten. Thou hangest over the pit by a solitary rope, and the strands of that rope are breaking.