◆人を神とするか? 神を神とするか?◆

 

現今の神学は、人の神格化をもくろんでいるが、いつの世にあっても、真理は神を賛美する。

 

 

【解説】 これが書かれたのは、150年近くも前の話。でも、この一文、前半も含めて全く現代にも通じるところが、スポルジョンの新しさであり、人間の変わらなさなのですね。原理運動も、オウム真理教も、ものみの塔も、モルモン教も、はたまた最近の全能神教会も、共通するのはまさしく“人の神格化”。しかし私たちは、神様の書かれた永遠の真理、聖書に基づいて、“人となられた神”、イエス・キリストを信じ、父・み子・み霊の三位一体の神をまことの神様として、このお方にのみ賛美をささげています。唯一の神様が、三つの位格を持たれ、それぞれの役割を担われて、人間の救いと聖化を導かれると共に、この世界を創造され、やがて永遠の神の国を完成なさるというキリスト教神学の、深遠にして広大、緻密にして全宇宙を包括する真理体系の見事さは、人間のあらゆる英知も、到底足元にも及びません。私たちは、この神のみを“神”とします。そして唯一の真理は、この神のみを褒めたたえるのです。アーメン。

 

 

 

 

"The theology of the present aims at the deification of man, but the truth of all time magnifies God."