◆感謝の心で◆

 

“感謝の心”とは、この地上に、天から送られたバラを見つけることです。

 

~シュリ・チンモイ~

 

 

 

【解説】 詩人の心を持っていないと、こういう言葉はなかなか言えませんね。それもそのはず、シュリ・チンモイは、2007年に亡くなった、インドのベンガル出身で、後半生をアメリカのニューヨークで過ごしたヨガ指導者、宗教家、哲学者、文筆家、アスリート、作曲家及び演奏家、霊性の導師です。

 

私たちの住む地上は、いろいろな”害虫”も巣食う、苦しみと悲しみなしには生きられない場所。でも、そんな中で、どんな小さなことにも感謝の心を持って生きていけば、慈しみ深い主が、毎日、いえ、休みなしに天から送られる、美しい“バラ”を見いだせるというのです。そのバラは、きっとご聖霊が丹精込めて善なる人の心に咲かせてくださった、“愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制”のバラに違いありません(ガラテヤ5:2223)。(ちなみに、「天から送る」と訳した「送る」の原文deliverは、「配達する」が原意。これ、毎日の”バラの配達便”、「バラを召しませ」です! なんだかうれしくなりました。)

 

 

 

"A grateful heart is to discover on earth a heaven delivered

 

 rose." ~Sri Chinmoy