“自分が祈る気になったら祈る”なんてのはダメよ。
王なるお方に会うにはきちんとアポを取り、それを守ること。
~コーリー・テン・ブーム~
【解説】 彼女、コーリーは、そうやって、つらく厳しい、明日をも知れぬ強制収容所の中で、毎日、毎時間、毎分、襟を正して王なるお方に“謁見”を求め、親しくお会いして窮状をつぶさに訴えたのです。
祈りにおいて、神様との親密さは確かに大切な要素です。このお方は、私たちを“友”と呼んでくださる(ヨハネ15:15)、♪慈しみ深き友なるイエス♫(讃美歌312)なのですから。けれども、それは、あなたが自分の都合を中心にして、祈る気分になった時に、あるいは祈る必要があるからと、一方的に祈りを発信していいということではありません。人との関わりでも、「親しき中にも礼儀あり」と言うではありませんか。ましてや私たちの相手は、本当は、近づくこともかなわぬ聖なる高みにおられる方です。ただみ子のとりなしによって、大胆に近づくことを許されているご存在なのです。心の奥では、その事を夢忘れることなく、きちんと時間を取り、畏れを持ってみ前に出るのです。そして、忘れずに、このお方の言われることにも耳をそばだてつつ、願いでも、感謝でも、とりなしでも、心のたけを打ち明けることです。大丈夫、あなたがその敬けんさを持って祈るとき、このお方は「ダメ、今超多忙だから、あとで!」などとは決しておっしゃいませんから――。
Don’t pray when you feel like it. Have an appointment with the King and keep it.
-CorrieTen Boom-
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