◆イースター霊想◆

―復活 全てが改まる時―

 

時また時の連なりの中で、

 

角を曲がる一つの“時”がある。

 

その途端、角のこちら側は、

 

全てが新しくなる。

 

C.S. ルイス 「ペレランドラ 金星への旅」1943年 ボドリーヘッド社~

 

 

 

【解説】 この“角”をなんと解きましょうか? “生と死の境界線”と解きましょう。イエス・キリストが、死の墓を打ち破って復活された時、主はこの角を、誰も曲がることのなかった角を曲がられたのです。まさにその時、(イザヤ9:2 「やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った」のです。主の復活、げにそれは、やがて再臨の主に在って、万物が改まる時、(黙示録21:4 「もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」そして、(21:5) 御座に着いておられる方が「見よ。わたしは、すべてを新しくする。」と言われる時の、先駆けでした。

 

 主の復活、それはキリストが神のみ子であられることの絶対証明であり、やがて全世界の王として再臨なさることの絶対預言なのです。この日を、心から寿(ことほ)ぎましょう。イースター、おめでとうございます!

 

 

 

Among times there is a time that turns a corner, and everything this side of it is new.

 

-C.S. Lewis “Perelandra, Bodley Head” 1943-