◆神の家族、神の国の市民◆

 

私たちは、別の時代の、恩寵のうちにある民である。

 

私たちは、“聖なる国”の市民なのだ。

 

~ステュアート・グリーヴズ~

 

 

 

【解説】 これは、“普遍教会”(時代と場所を超えた、大いなる天の教会)のことですね。私たちはこの地上において、神によって生を与えられた時代と置かされた場所にある教会で、”神の家族”として、クリスチャン生活を送ります。この地上の家族には、どんなに愛し合っていても、やがて終わりがあり、別れの時が来ます。でも、私たちは、その地上に在ってすでに“普遍教会”の一員ですから、地上の歩みを終えると、晴れてこの”聖なる国”の市民として迎え入れられるのです。このようにして、この大いなる“天の教会”は、主が再び来られて完成する時まで、それぞれの時代の、愛された主の民によって、形づくられ、増し加えられていくのです。この途方もない恩寵と、与えられた天の身分のかたじけなさを考えたら、地上の神の家族が、些細なことで分かれ争っている場合ではないと思いませんか? あえて“恩寵のうちにある”と訳した原語belovedは、「最愛の」「大切な」という意味です。キリストの十字架のゆえに一つとされた私たちは、地上の様々な違いを超えて、神様の目から、そしてお互いに、「最愛の」「かけがえのない」存在なのです。この恵みと祝福を知らない多くの同胞のために、私たちは心して、この地上の教会を、本当に主のご愛に満ちた“キリストの体”につくり上げなければならないのです!

 

 

 

We are citizens of another age, beloved.

 

We are citizens of a holy nation.

 

-Stuart Greaves-