◆中傷 何するものぞ◆

 

キリスト者よ、恐るるなかれ。“中傷”をして飛び交わさせよ。“羨望”をしてその鋭い舌先の赴くままにさせよ。それの発するあなたに向けた怒りのつぶやきを聞き流すがいい。あなたの弓が強さを失うことはない。ああ、武装した戦士よ、静まっていなさい。苦難を恐れるな。ただ、高き巣にある鷲のように、平原にいる鳥撃ちどもを見下しなさい。あなたの豪胆なる目を彼らに向けて言うのだ。「撃つがいい。だが私の立つこの高嶺の半分ほどにも届くまい。もしそうするなら、私のせいで火薬の無駄遣いになるぞ。私はお前の手に届かぬところにいるのだ」と。それからあなたの翼をバタバタはためかせ、天に駆け上り、そこで嘲笑の高笑いをするがいい。なぜならあなたは、今や神を隠れ家とし、最も安全なる住みかを見いだしたからだ。

 

 

 

(詩篇91:1,9 「いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。…それはあなたが私の避け所である主を、いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。」

 

 

 

【解説】 いわれのない中傷やねたみの攻撃に遭ったことのある人は、そのときの心の痛みがよく分かりますね。でも、全ては神様の許しとご計画の中で起こることです。このスポルジョンの言葉は、極めてビジュアルに、そのときのキリスト者のとるべき態度を描写していますが、言わんとしている唯一の解決策は、しばしば不毛の言い争いになる言い訳などはせず、全てを主に委ねて、そのみ翼の陰に宿るということです。

 

 

Fear not, Christian. Let slander fly, let envy send forth its forked tongue, let it hiss at you, your bow shall abide in strength Oh! shielded warrior, remain quiet, fear no ill; but, like the eagle in its lofty eyrie, look thou down upon the fowlers in the plain; turn thy bold eye upon them and say, “Shoot ye may, but your shots will not reach-half way to the pinnacle where I stand. Waste your powder upon me if ye will; I am beyond your reach.” Then clap your wings, mount to heaven and there laugh them to scorn, for you have made your refuge God, and shall find a most secure abode.