◆心にボケはないのです◆

 

私たちの“心”は、自分の“理性”が覚えていないことを記憶しているに違いないということを、私は信じたい。それゆえ、たとえその人と会えなくなったり、話すことすらなくなってから長い年月を経たとしても、それは問題ではないのです。なぜなら、再び相まみえたときに、私たちの“心”は、その人を覚えているからです。

 

~ジャッキー・ミラゾー~

 

 

 

【解説】 私たちの(と言ってはマズいでしょうか、“私の”)記憶の退化が、日進月歩(!)である今日この頃、これは慰めと励ましに満ちた言葉です。理性の退化が進んで、もはやまだらになってしまったとしても、あるいはまたこの地上では会えずじまいだった大切な方がいたとしても、私たちの“心の記憶”は色あせずにいて、この地上で、あるいは天で、その人と再び出会ったとき、瞬時に失った“理性の記憶”をよみがえらせてくださる。これもまた、あわれみ深い神様のみ力でしょう。私もこのことを信じて、希望を持って歩んでいきたいと思います。

 

 

 

"I would like to believe that our hearts must have memories that our minds can't recall... So no matter how many years pass by without seeing or even talking to that person, it won't matter, because when we meet again our hearts remember theirs."

 

 ~ Jackie Milazzo