主よ、なぜあなたがお応えにならないのか、今、分かりました。
“あなたご自身”が答えなのですね。
あなたのみ顔の前に、問いの数々は静まり果てます。
他のどんなお答えで人は満足できるというのでしょうか?
~C. S. ルイス~
(アーティスト) マーク・キースリー
【解説】 誰もがこの体験をできるとは限りません。ですから私たちは、待つのです。この祈りができる”時”は、神様が一人一人に備えておられますから。ヨブでさえ、あんな苦しみのあと、最後の最後にこう言えたのです。
「”あなた自身”が答え」、このことを、言葉を変えて、端的に言いますと、これは理論で納得させる事柄ではなく、信仰の奥義に属することです。すなわち、人が、大いなる方の臨在に触れて、畏れつつ思わずみ前にひれ伏す、という体験です。その時には、言葉による答えは、誤解を恐れずに言えば、もうどうでもよくなるのです。”神が、私と共におられる”、それが全てになる、ということです。
“I know now, Lord, why you utter no answer.
You are yourself the answer.
Before your face questions die away.
What other answer would suffice?”
― C.S. Lewis
Artist: Mark Keathley
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