◆闇の主権者との戦いに勝利せん（2）◆

この世との戦いは、主力を注ぐことでもなければ、この身体をもって戦うことでもない。もしそうだとしたなら、私たちは早晩勝ちを得ることになろう。しかしながら、それは理性の争い、心のせめぎ合い、精神の苦闘、魂の相克であるという事実が、事態を何にも増して危険なものにしているのだ。

【解説】　”敵は外にはあらず、我が内にあり“ということですね。聖書の言う通りです。

（マルコ7:20-23） 「また言われた。「人から出るもの、これが、人を汚すのです。内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。」

This fight with the world is not one of main force, or physical might, if it were, we might soon win it; but it is all the more dangerous from the fact that it is a strife of mind, a contest of heart, a struggle of the spirit, a strife of the soul.