◆足跡〈あしあと〉◆

◆信仰と希望と愛の庭で◆

―足跡(あしあと)―

 

人が人生を歩いて通り過ぎていくとき、ありとあらゆる種類の足跡を残します。そのあるものを、あなたは見ることができます。他のものは目に見えません。他の人の人生に関わって、そこに残した足跡のように…。

~マーガレット・リー・ランベック~

 

【解説】 何やら象徴的ですね。誰の目にも明らかにあなたが成したこととして、はっきりと残る成功と業績と栄誉の足跡もあります。でも私たちが残す大部分の足跡は、他者の目には見えないのです。なぜなら、あなたが、愛のゆえに、他者(あるときは家族、あるときは友人、あるときは見知らぬ人…)の人生の中に入り込み、その人生の登り坂、下り坂、ぬかるみ、立ちはだかる障害物の中を、共に足を踏みしめたため、もはやどれがあなたの足跡とは言えなくなってしまったからです。でも、「それでいいのだ」と主は言われます。なぜなら、その足跡の一歩一歩を、主は全てご存じだからです。そして、あなたが本当に疲れ果て、途方に暮れ、一歩も歩けなくなったときには…、あの「あしあと」の詩のように、主があなたを担ってくださるのですから――。

 

"A man leaves all kinds of footprints when he walks through life. Some you can see ... others are invisible, like the prints he leaves across other people's lives."

Margaret Lee Runbeck