◆魂の遍歴もいいじゃない◆


放浪する人が、全て道に迷うわけではない。

J. R. R. トールキン~

 

【解説】 なんか、心に残る言葉ですね。ご存じ(あ、ご存じなかった方は今、知ってください。)、彼の「指輪物語」(映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作)の中の一節です。「放浪」と訳したwanderは、「流浪する。さすらう。さまよう。」、そしてこの美しい山道を「歩き回る。ぶらつく」…。この言葉を人生に当てはめてみれば、“人生いろいろ”、「私、道に迷った。どこ行けばいいの?」と思えることが何度となくありました。これからも訪れるかもしれません。人生観、価値観についてもそうです。人は真理を求めて、さまようのです。私もそうでした。人間は、創造者のもとを離れてから、“さすらい人”になりました。あっちに歩き、こっちを探り…。でも、それでいいのです。さすらいの果てにただ一人、「私が道だ」とおっしゃるお方に出会いさえするならば――。

 

"Not all those who wander are lost." ~ J.R. R. Tolkien