◆最もコワいのは”疑い”と”不信仰”です◆

私は、世界中で最も無分別で非現実的なことは、”疑い”と”不信仰”であると信じる。実際のところ、無神論者と不信仰者は、最もだまされやすい人種なのだ。

 

【解説】 信仰に反対する人たちは、「目に見えないものを、まるであるかのように信じるなんて、この科学万能の世に、何とも非合理的、非現実的だ」と非難し、嘲笑しますが、スポルジョンに言わせれば、そのような人々こそ、最も理性に合わない、道理をわきまえない非現実的な人間だというのです。記事中、「疑い無神論者」「不信仰不信仰者」で対になっていますが、なぜ彼らはだまされやすいのでしょうか? 下記ルカの福音書の引用で明らかなように、信仰者は、神様のみ言葉と聖霊のみ守りで、”完全武装”しているので安全なのですが、神様を持たない人は、心が空っぽなので、”もっと強いもの”であるサタンが、巧みに誘惑してきて、彼らの心をいともたやすく占領してしまうのです。疑いと不信仰の根は、“恐れ”です。それは実に、私たちの始祖が、罪を犯して神様の戒めに背いたその瞬間から始まりました(創世記310)。以来、人は、自分の心を何ものかに奪われることを恐れて真理を締め出しています。自分は何者にも支配されない“自由人”であると豪語し、最も合理的に生きているように見える人が、気がついたら非人間的かつ非現実的なユートピアを夢見る新興宗教や異端にはまり込んで、生涯を棒に振る悲劇はそこにあります。”無神論”と”不信仰”の中にある友に、その恐ろしさを教えてあげるのも、私たちの証しの大切な部分なのです。

(ルカ 11:21.22「強い人が十分に武装して自分の家を守っているときには、その持ち物は安全です。しかし、もっと強い者が襲って来て彼に打ち勝つと、彼の頼みにしていた武具を奪い、分捕り品を分けます。」

 

I believe that the most unreasonable things in all the world are doubt and unbelief; in fact, atheists and infidels are the most gullible persons living.