◆本来のキリスト教◆

本来のキリスト教とは、伝道旅行に出かけたり、大々的な伝道会議を開いたりすることではありません。本来のキリスト教は、数十年にもわたって、しっかりとした基本にとどまり続けるものです。

~マイク・ビックル~

 

【解説】 「本来の」と訳した原語のradicalラディカルは、よく「急進的」と訳されますが、それは第二義で、ここではそう訳しては意味を成しません。この語の第一義は、「本来の」「根本的な」「基礎の」という意味です。「何事も基本が大事」「基本に帰れ」とは、様々な研究分野でも、スポーツの世界でも言われることですが、キリスト教信仰においても、それは真理です。私たちは、この日本においても、福音を伝えるためにいろいろなことを試みます。方法論は、時代とともに変わっていいのです。いえ、変わらなければ、今の若い人たちの子心をつかむことはできません。でもその中心的なメッセージは、聖書において完成されています。イエス・キリストが語られ、聖書に記された福音は、いつの時代にも、古く、新しい“良き知らせ”なのです。今日の一言を伝えたマイク・ビックルは、現代アメリカの代表的なメッセンジャーの一人で、まさしく各地の伝道集会で用いられている神の器ですが、その彼が言うこの言葉は、彼が神様に用いられているゆえんですし、私たちも改めて、忘れてはならない大切なことに気づかされるのではないでしょうか。

 

Radical Christianity is not going on a missions trip or a big conference. Radical Christianity is staying steady for decades.

-Mike Bickle-