風景というものは、それを愛でる私たちの心の備えどおりに、美しく目に映るものだ。いささかも、それ以上のものではない。
~ヘンリー・デイヴィッド・ソロー~
(アーティスト)トマス・キンケイド
【解説】 これ、分かりますよね? 風景は変わらない。でも美しいものに飢え渇いた心で眺めると、感動して涙がこぼれるほどなのに、その心がないまま、あるいは他のことに心が奪われたまま眺めても、一向にその美しさが響いてこない…。これは、“風景”に限ったことではありません。人の立ち居振る舞い、言葉、しぐさ、その中に美しさを見いだし、感動できるのは、私たちの心の中の、生きることへの”ゆとり”と、物事をあるがままに受け入れる“受容力”にかかっているのではないでしょうか?
"There is just as much beauty visible to us in the landscape as we are prepared to appreciate--not a grain more." ~Henry David Thoreau
Artist: Thomas Kinkade
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