◆祈り: 霊の領域から現実の領域へ◆

私たちはまず最初に、願い求めたものを、霊的な領域で受け取るのだということを信じなければなりません。ではどうしたら、私たちの願いを、霊的な領域から現実の領域に動かせるでしょうか? 聖なる、忍耐強い、信仰に立った祈りによってです。

 

【解説】 私たちの祈りは、ともすると、霊的な領域にとどまっています。あるいは、具体的な生活の祈りを祈っても、それを霊的な領域にまで“高め”なければならないと錯覚しています。本当は逆なのです。私たちの祈りは、仲保者であるイエス様によって、まず全てが天に届きます。霊の領域に入るのです。でも、祈ったことがそこにとどまっている限り、それはいつまでたっても現実のものとはなりません。それを、私たちの生活のただなかで、現実のものとしてかなえてくださるのはもちろん神様ですが、そのために私たちがなすべきことがあります。それが、「聖なる、忍耐強い、信仰に立った祈り」です。

①聖なる祈り: 自分の願いが、自分だけを満足させる肉の思いから出ていないか、聖霊様のもとで絶えず探られ、聖められつつ祈ること。

②忍耐強い祈り; あきらめずに、周りの様々な困難や、状況の変化にもブレずに祈り続けること。

③信仰に立った祈り: み心にかなった願いをする者に、よきもの以外を与えるはずのない神様が、必ず天の祝福を、この地上で、私の目の前でかなえてくださると信じて祈ること。(ルカ11:11-13)

この祈りをささげるときに、あなたの祈りは、天の霊的領域から、現実の領域に動かされます。神様は、何よりもそのことを待ち望んでおられるのです。

 

We need to first believe that we receive the things we ask for in the spirit realm. How, then, do our requests move from the spiritual realm to the natural realm? Through holy, persevering, and believing prayer.