◆恵み:スポルジョンに寄せて◆

◆今日のみ言葉◆

―恵み: スポルジョンに寄せて―

 

アメリカの神学者、ユージーン・ピーターソンの個人訳聖書、「The Message 使信」をサブ聖書日課として読んでいますが、恥ずかしながら同じ翻訳に関わる者として、その訳の斬新さに、しばしば驚きと喜びを禁じ得ません。たまたま今日のスポルジョンを訳している時に、このみ言葉が思い浮かびましたので、その個所のThe Message    訳を私の日本語拙訳でご紹介したいと思います。その下が英文原訳、一番下が新改訳ですので、比較なさると、私の言ったことがウソでないことが、お分かりいただけると思います。

 

(ローマ520 The Message「しかし“罪”は、私たちが恵みと呼ぶ、果敢で積極的な“赦し”と競合する機会を持つことはなかったし、今も持ってはいません。“罪”対“恵み”ということなら、間違いなく“恵み”の楽勝なのです。」

But in didn’t, and doesn’t have a chance in competition with the aggressive forgiveness we call grace. When it’s sin versus grace, grace wins hands down.(Rome 5:20, The Message)

 

(ローマ 5:20 新改訳) 「しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。」