◆心の”一片の雲”に気をつけて◆

◆今日の霊想◆

― 心の“一片の雲”に気をつけて―

 

私たちの心の中の、たとえどんなに小さな“苦々しい思い”でも、生活の中の多くのことを妨げるものです。

~マイク・ビックル~

 

【解説】 “苦々しい思い”は、そのままにしておくと、晴天に現れた一片の暗雲のように、次第に心の中に増え広がり、やがて言葉にも顔にも、とげとげしい言葉と渋面になって表れ、人間関係を壊していきます。これをイエス様のお言葉で言うと次のようになります。

(マルコ 7:20-23「また言われた。『人から出るもの、これが、人を汚すのです。内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。』」

これらの中で、特に私たちの心をかき乱すのは、「ねたみ」「怒り」「赦せない思い」「屈辱心」などです。その“元凶”は、言うまでもなく私たちの自己中心の“罪”であり、この反対の言葉は、“すがすがしさ”です。英語で言えばserenityセレニティー、一点の曇りもない魂の静謐(せいひつ)、平静さ、漢語で言えば「明鏡止水」ですね。心にたとえわずかでも苦々しさを持っていると、私たちの思いはこの平静さを失い、生活の中の多くの“よきこと”を妨げ、傷つけます。今、ご自分の心の中をのぞいてみてください。何か、“苦い”ものがありますか? それを気づかせてくださるのは、あなたの心に住みたもう聖霊のみ業です。その細く静かなみ声に、決して逆らってはなりません。その思いを素直に主の十字架の前に携えるとき、神様は、私たちを悔い改めと、必要な行動に導いてくださいます。イエス様の血潮で洗い流せない“苦々しさ”は、この世に存在しません。あなたを苦しめてきた心の胆汁が、きれいに洗い清められ、“すがすがしい心”を取り戻すことができますように――。

 

Even a low level of bitterness in our hearts can hinder many things in our lives.

-Mike Bickle-