◆難攻不落の”聖書城”◆

◆チャールズ・スポルジョン “説教者のプリンス”◆

Charles Spurgeon The Prince of Preachers

 

“聖書を擁護する”ですと? なら私はすぐにでもライオンを守ってやろう! 聖書の鎖を解き放ちなさい。そうすれば聖書は自ずと自分自身を守るだろう。

 

【解説】 これは、守ったり、かばい立てする必要も全くないほど強く、力あるものを守ろうとする愚かさを戒めた一節です。世の中に、“百獣の王”ライオンが危なっかしいから守ってやろうとする愚かな人は一人もいませんが、もし例えば、「聖書は神の書と言えども、どうも科学に弱いから、矛盾のないよう科学的事実に適合させて、その無誤性・無謬性を擁護しよう」などと言う人がいたら、「私はいっそ、ライオンを身をもって守ってやる」とスポルジョンは言い放つのです。“聖書に真理なし”として、それを排斥、抹殺しようとした愚かな人間の2000年の歴史の中で、聖書は揺るぎなく生き抜いてきたのみか、多くの人に自ら福音を語り、天への門を開いてきました。神の書を外敵から守ろうと、人の鎖で縛りあげるような愚行は一切無用。昔も、今も、これからも、私たちのなすべきは、聖書の真理に固く立ち、これを万人の心に届けることです。聖書は、神の権威において、一点一画も欠けることなく、永遠に自らを守り続けます!

 

Defend the Bible? I would as soon defend a lion! Unchain it and it will defend itself.