◆❝教会”の好みは神と人では違います◆

この世が最も気に入る教会こそは、間違いなく、神が忌み嫌われる教会である。

 

【解説】この世が(=サタンが!)最も気に入る教会とは、講壇から甘い愛と心地よい癒やしは語られても、私たちの全ての問題の根源である”罪”と、キリストの十字架の死と復活による完全な”救い”が語られない教会、いつも優しく受け入れてくれ、決して傷に触れることなく、ぬくぬくとしていることができる教会、神様のために進んで自らをささげ、労することを求められない教会です。自分が大事にされ、”安全”で、毎週良い気分で帰れる教会、これがこの世の人々に最も気に入られる教会ですが、それは、ボンヘッファーが言うところの”安価な恵み”のあふれる教会です。主の十字架の血潮で贖い取られた神の教会であることが忘れられ、そこで新しく生まれ変わり、キリストを生涯の”主”として、霊の家族である兄弟姉妹と共に、このお方のために進んで犠牲を払うことのない教会です。誰にも言わなかった悩みを初めてありのままに打ち明けて、共に涙し、どんな小さなことでも、我がことのように手を取り合って喜んでもらう友のいない教会です。何よりも、神のみ名だけがあがめられ、賛美されることのない教会、これが、”世に気に入られ、神が忌み嫌われる教会”なのです。これは、決して他人事でも、”教会ごと”でさえもありません。キリストの体である教会に連なる私たち一人一人は、どうでしょうか? あなたはこの世を喜ばせていますか? 神様を喜ばせていますか?