◆信仰とは理性の壁の向こうを見る力◆

◆信仰と希望と愛の庭で◆

―信仰は、理性の壁の向こうを見る力―

 

”信仰”は、理由や根拠の向こう側にあるもののためにあるのです。”信仰”は人生を耐えられるものにしてくれます。あらゆる悲劇や不確かさの中にも、突然の、びっくりするような喜びを伴う人生を――。

~マデレン・レングル(作家)

 

【解説】 この女優作家の言葉は、極めて文学的で、理解するのがちょっと大変です。“理由や根拠の向こう側にあるもの”とはなんでしょう? 端的に言えば、“わけが分からない”ことです。「なぜ?」「どうしてこんなことが?」という怒りや悲しみの言葉が思わず口をついて出る出来事が、私たちの人生には起こります。どう考えても、なぜそれが起こったか、理由も分からないし、そんな目に遭わなければならない根拠も考えられない。そのときのために、“信仰”があるというのです。信仰とは、理屈ではどうにもならないときに、あえてその向こうにあるものを“信じる”ことです。「これは、今の私にはは分からなくても、神様には理由がおありなんだ」と。そして「苦しい、つらい、悲しいことのあとには、きっと喜びの時が来るのだ」と。神様が、そのように備えられた人生だからこそ、私たちは”信仰“によって耐えていけるのです、その意味で、”理由や根拠の向こう側にあるもの“の真のご正体は、“神様”です。そして“信仰”とは、このお方を、どんな場合でも目を離さずに仰いでいくことです。愛するあなたや私のために、“最善”以下のことは決してなさらないと固く、固く信じて――。

 

(Ⅰ歴代 16:11「主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。」

(アーティスト) エイブラハム・ハンター

"Faith is for that which lies on the other side of reason. Faith is what makes life bearable, with all its tragedies and ambiguities and sudden, startling joys."

Madeleine L'Engle, author

Look to the Lord and his strength; seek his face always.

 ~ 1 Chronicles 16:11