◆み子、言葉なる神◆

み子は、ご自身がお創りになった母の中で、

 かたちづくられた。

 み子は、ご自身がかたちづくった人間の手に

 引かれて歩んだ。

 み子は、言葉を知らぬ幼子として、

 飼い葉おけの中で泣き声を上げた。

 み子、この“ことば”なる神――。

 このお方なくしては、

 人間の全ての雄弁はただ黙(もだ)すのみ。

    ― アウグスティヌス

 

(訳注: この4世紀の偉大な教父の深遠な言葉に、しばし思いを馳せ、天の栄光を捨てて、人として地にくだりたもうた神のみ子をひれ伏して仰ぎましょう。主よ、感謝します。)

 

He was created of a mother whom he created He was carried by hands that he formed. He cried in the manger in wordless infancy. He, The Word, without whom all human eloquence is mute.

~Augustine~