●脚本家より一言: 事の起こりは、FB上にこのドイツの古城の写真を紹介したところ、自称名優、本当のところは迷優であり私の盟友でもあるのマッキー・コンノが、何を思ったか、この城を舞台に、「ロミオ・とジュリエット」をやりたいと申し出たのです。二人とも一度死んだわけだし、イタリアからドイツでは設定にムリがあると思ったのですが、言い出したら聞かない人なので、ムリついでに、ではここはひとつ、二人とも生き返り、ジュリエットは悲恋の悲しみのあまり、このドイツのお城の王様に嫁いで幾星霜…、ということにいたしました。
時: 中世
ところ: ホーエンシュヴァンガウ城: ドイツ・バヴァリア地方
(あのノイスヴァンシュタイン城を造ったルードウィヒ二世の幼少期のお城です。)
配役: ロミオ(マッキー・コンノ)
(お城のバルコニーで、かの名場面の数十年後の再現の場)
ジュリエット「ああ、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはそんなにお太りになったの? あなたを長いことお待ちしてたのに。麓まであと10回ぐらい往復して、体重落として、必ずここまでお登りになって!」
ロミオ「ジュリエット、ムリだ。その前に死んじまう!」
ジュリエット「ああ、神様。40年後のこの方を想像できなかった私がバカでした。さようなら、ロミオ!」
ナレーション: かくして、この世紀の悲劇は、本当に幕を閉じたのです。
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