2020年

3月

19日

◆静かなる魂のささやき① 愛◆

-A quiet soul whispers 1. Love-

1.《最も勇敢なる魂》

そして、最も勇敢なる魂とは、

繰り返し、何度も何度も、

“愛”を選ぶ魂である。

【解説】様々な人間関係の軋轢、人間のあきれるほどの身勝手さ、一方では、もはや意思が通じなくなってしまったり、身も心もボロボロになりそうな全人的負担を強いられたりする介護の重荷…。現実のあまりの厳しさに、私たちは途方に暮れ、思わず天を仰ぎ、「神様、もうダメです。」と何もかも投げ出したくなるときがあります。人生はそんなことの繰り返し。終わりのないような挫折と失望。でも、そのたびに、「愛しなさい。私があなたを愛したように、その人を愛しなさい」(ヨハネ15:12)という細い静かな声があなたの心にささやきます。あなたは、涙を拭って、その人に再び寄り添うのです。――あなたは、やはり“愛”を選んだ。私のために命を捨ててくださったお方の愛を思ったら、“愛”を選ばざるを得なかった。そのとき、あなたの魂は、紛れもなく、この世で“最も勇敢なる魂”なのです。真の勇者への冠は、天に備えられています。

And the bravest of souls are those who choose love over and over...

2.《愛は革命》

憎悪と敵意の世界に在って、

“愛”は革命である。

【解説】これは、“革命的”な愛の定義ですね。人間の歴史は、己のみを義とし、憎悪と敵意によって他者を、他国を従属させようとした歴史です。その結果は、多くの人命と文化を奪い、人々を塗炭の苦しみと悲しみに陥れました。その歴史は今も進行中です。世界の国々で、日本で、私たちの周りの社会で、家庭でも…。“革命”とは、“命が革(あらた)まる”ことです。自分自身が革まるときに、家庭が、社会が、国が、世界が革まる。究極的に、天命(神のみ心)が本来の姿に革まるのです。革命は、ヘイト(憎悪と敵意)によっては決して成りません。それは、ただラブ(愛)によってのみ成るのです。

In a world of hate, love is the revolution.

3.《最後に残るものは?》

来るものは来させなさい。

去るものは去らせなさい。

何が残るかを見いだすのです。

~ラマナ・マハーシ~

(Ⅰコリント 13:13) 「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」

Let what comes come. Let what goes go. Find out what remains… - Ramana Maharshi

 

(写真)ガーデンシリーズ1

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2020年

3月

14日

◆当たり前で、最も大事なこと◆

神様は、あなたを愛しています。

それは神が“愛”だからで、

あなたが“愛らしい”からではありません。

【解説】ちょっと前なら「だよねー」と言いたいところですね。“自分は愛らしい”と誤解している人だけでなく、“自分は愛らしくない”と落ち込んでいる人も、自分に愛される価値があるかどうかという、“自己志向”の詮索は、一切おやめなさい。あなたには愛される理由も愛されない理由もありません。この世に一人の例外もなく、また自分のあらゆる身体的・精神的情況にかかわらず、あなたは“無条件で”神様に愛されています。理由はただ一つ、神は愛だからです。あなたを愛することが、神様の存在理由なのです。こんな途方もなくスゴいことは、この世に存在しません。「神は愛だから愛する」――この“当たり前”さに、ゼッタイに慣れてしまわないでください。私たちにできることは、ただ感謝をもって、この愛の中にとどまることだけです。

(Ⅰヨハネ 4:8) 「愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。」

(ヨハネ 15:9) 「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。」

God loves you because He is love, not because you are lovely! (by Vineyard Workers)

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2020年

3月

09日

◆憎しみと愛は同居無用です◆

“憎しみ”と“愛”は、

同じ心の部屋に一緒には住めません。

毎日、私たちは、どちらを住まわせるか

決めなければならないのです。

~デイヴィッド・ウィリス~

【解説】こういうアプローチ、面白いですね。相性の悪い人とは、お部屋はシェアできず、早晩、どちらかが出て行かざるを得ません。あなたの心の部屋も同じこと。朝一番のあなたの選択はこうでありますように。「ミスター・ビタネス(憎しみ・とげとげしさ、怒り、恨み、皮肉)、あなたダメ、出てって! ディア・ラブ、私の部屋、目いっぱい使って。どんなときも離れないで!」と――。

Bitterness and love can’t live together in the same heart. Each day, we must decide which one gets to stay. -Dave Willis (by Healing Hearts)

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2020年

3月

02日

◆愛:”生への飢餓”を満たすもの◆

人生の意味を求める飢えと切なる望みは、

ただ“愛”の力によってのみ満たされる。

~ウィリー・ニューニング~

The hunger and longing for meaning in life can only be satisfied with the power of love. – Willy Nywening (by The Journey Home)

(Ⅰコリント13:1-3 愛なくば) 「たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。また、たとい私が預言の賜物を持っており、またあらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値うちもありません。また、たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、また私のからだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。」

 

【FBギャラリー】No.125「野辺に遊ぶ少女たち」

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2020年

3月

01日

◆愛の力か、力への愛か◆

私たちは、”愛の力”が、“力への愛”に取って代わる日を待ち望んでいる。

その時には、私たちの世界は、“平和”の祝福を知るであろう。

~ウィリアム・E・グラッドストーン~

【解説】 “愛”と“力”の2語の順序が入れ替わっただけですが、そこには天と地ほどの違いがあります。“力への愛”とは、ズバリ言って“権力欲”です。“愛”について、あまたの言葉が語られていますが、これは、19世紀イギリスの政治家で、まさしくこの権力欲の渦巻く世界に長く身を置きながら、4度も首相になり、敬虔なキリスト者として、“愛の力”を政治の世界に及ぼすために生涯をささげた人の言葉です。ああ、私たちの国にも、このような政治家が一人でもいてくれたなら! 祈らなければなりませんね。

We look forward to the time when the Power of Love will replace the Love of Power. Then will our world know the blessings of peace. – William E. Gladstone (by On Wings of Hope)

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