2016年

5月

27日

◆良き管財人であるべき理由◆

 

あなたの財の注意深く賢い管理人となれるように奮励努力なさい。それは、この特別な理由のゆえです。

 

すなわち、あなたが “寛大さ”の中に自分自身をささげるためなのです。

 

~ボブ・ソージ~

 

 

 

【解説】 これが、クリスチャンの金銭感覚が、この世の人々と最も違う点でしょうね。“財”は、”時”や“労力”や”たまもの”と共に、クリスチャン・ステュワードシップ(管理人精神)を発揮すべき大切な分野の一つですが、その根底には、“私の財は、所有するためではなく、管理するために全て神様から預かったもの“という大前提があります。この精神が、神様をまだ知らないこの世の人には当然ながら欠けており、全て自分で所有し、自分のために蓄え、増やそうとするために、贈収賄や、横領や、私的流用などの犯罪が跡を絶たないのです。私は教会で長年財務会計を担当していますが、この管財人精神を身をもって養っていただきました。モットーは、”神の財は1円たりとも大切に管理せよ“です。

 

さらに今日の教えは、その特別な理由を挙げていますが、これが新鮮ですね。預かったものを正しく管理するのはある意味当たり前なのですが、その目的は、“人々のために喜んで与える人になるため”だというのです。これは、財だけでなく、時も、たまものも、労力も全てです。そしてこれも経験から言えることは、この目的は、忠実な管理人になろうと努力すると、自然に身に着いてくるのです。私の力でなく神様のお力なので、臆せずに言いますが、私は自分のためにはできるだけ倹約し、無駄遣いをせず、“聖なるケチ”()に徹しています。そして他者のためにはできるだけそれを用いて、少しも惜しいとは思いません。”寛大さの中に身をささげる”―このユニークな目的を、私は改めて自分のモットーに加えたいと思います。やがてみ国で、イエス様から、思いっきり豊かな自分の天国口座を見せていただくのを楽しみに――。

 

 

Strive to become a careful and wise steward of your finances for one singular reason: that you might devote yourself to generosity.” —Bob Sorge

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